イベントの説明
近年物理学の進展はめざましく、ついに標準理論最後のピースであるヒッグス粒子の存在が確認されたのは記憶に新しいところです。しかし理論物理学者はそれにあきたらず、超弦理論をはじめとしたさらなる統一理論を追求しています。 また、情報処理の世界では、量子力学の効果を直接に利用する量子コンピュータが実現に近づいてきています。
しかしこういった輝かしい進展についての解説記事を読んでも、結局言葉だけではだまされたような気持ちで終わってしまうのではないでしょうか。
この勉強会では、上のような現代物理の成果を理解するために必要となる道筋を、古典力学から始めて、理論物理学者が実際に道具立てとして用いる形で、最低限必要となる数式を逃げずに理解していくことを目指します。
古典力学から始めて、目標としては、相対論、量子力学と進むことを考えています。
当面は講師(gm3d2)がホワイトボードで数式を書きながら進めていき、参加者が分からないところを随時質問する形で進めます。
合成関数の微分、部分積分といった数学のテクニックはどんどん使いますが、皆さんの顔を見てあまりに大きな?マークが浮かんでいるようならそれらについても必要に応じて説明していくことにします。
第11回の内容(予定)
- 6章 位相空間
この章も本文が短いので、順調に行けば一回で本文は終わるかもしれません。
開催間隔
隔週開催です。
参加費用
初回・学生さんは無料です。
それ以外の方は会場代として500円のご負担をお願いします。
【注】 登録の際に選択する参加枠が別々になっています。
その他
勉強会のGoogleグループ
テキスト(会場に3冊あります)
USTREAM(実況中継を予定、過去の動画も公開中)
量子力学と関連して、量子コンピュータの勉強会が開催されています。
この会場で開催される他の勉強会については以下をご参照ください。
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